今井宏先生の公開授業が行われました!!
担任助手の荒牧です。
3月7日に、大牟田の文化会館で今井先生が公開授業を行ってくださいました!
英語は本当に速読が重要?
最近、英語のテストの文章量が増加するにつれ、問題を読むのに速読が大事だ!というようなことを耳にすることが少なくないのではないでしょうか?
しかし、実際どのくらいのスピードで読み進めるとよいか、具体的に考えたことはありますか?公開授業では、そのような具体的なことも教えていただきました。
現在、多くの長文問題では、大問1つにつき英文が約60行で、かけることが出来る時間は約20分、だそうです。14分で読み、6分で解く、という時間配分を取る人が多いと思いますが、
14分で60行→1分5行、つまり、1行を12秒もかけて読むことが出来るんです。
“According to the story of the Tower of Babel, people in the land of”
これは、東進の過去の東大模試で実際に出てきた長文の1行目です。この問題の英文は約70行でした。これを12秒かけて読むことができると考えると、時間は十分にあるように感じませんか?
そもそも、「速読だー!」って言っているのって、「歩けない、でも走れ!」と言われているのと同じことだ、とのことでした。つまり、母国語の日本語でさえ速読するのが難しいのに、ましてや英語を速読しろと言われても無理じゃない?っていうことだそうです。
確かにそうですよね!日本語の長い文章を速読するのも難しいですよね。。。
大意をつかむことの大切さ
授業の中で、音声を聞く前にそれから聞く英文の大意を先に教えてもらい、どのくらい意味をつかめるか、というのがありました。英文の内容はとても難しかったのですが、大意を先に知っているだけで、単語が聞き取れたり、意味が分かったり、こんなに違うものなのかと驚きました。
大意をつかむというのは、国語の能力も必要となりますね!
英語と国語は連動している、つまり英語の成績が上がれば国語の成績も上がり、国語の成績が上がれば英語の成績も上がる、という人は多いみたいです。その理由はこのようなところにもあるようですね。
さあ、音読だ!
英語の勉強として、単語、熟語はもちろんですが、音読を30回ずつすることを勧められました。
私も高校生の時に今井先生の授業を受けていたのですが、そのときも音読を勧められていて、1つの長文を30回ずつ読んでいました。
はじめはつっかえつっかえでイライラしてきてしまっていたのですが、それを乗り越えるとすらすらと読めるようになり、楽しくなってくるものです。その時には、英文を読むという行為に慣れ、内容が入ってきやすくなっていったようにも感じました。
そして、その頃には莫大な量の英文を読みこなしてきたことになります。
音読、やってみませんか?