こんにちは！お久しぶりの担任助手の西川です。

受験生はいよいよ受験本番が近づいてきましたね。今まで以上に気合を入れて頑張りましょう！

知識

　有名な絵ですのでご存じの方が多いかもしれませんが、皆さんはこの瓶の中に何が見えますか？

　このブログを見ている皆さんは恐らく１０代後半以上の方たちばかりでしょうから「抱き合っている男女」が見えるのではないでしょうか。勿論それは正解なのですが、この絵を小学生または幼稚園生に見せると、大半の子どもたちが「イルカ」と答えるのです。勿論こちらも正解です。

　何故年齢によって見えるものが違うのでしょうか。答えは子どもたちにはそういうオトナな知識がないからです。逆に私たちにはその知識が備わっているので見えてくるわけです。では私たちには何故イルカではなく、男女が見えるのでしょうか。勿論私たちはイルカの存在を知っています。ですが記憶に新しいのはオトナな知識の方のはずです。記憶に新しいものが見えるのは当然といえば当然ですね。

　私たちは日々新しい知識を得て、古い知識を忘れています。昨日自分が食べた晩飯すら覚えていないなんて人もいるのではないでしょうか。これは勉学にも言えます。最近習った微分方程式は覚えているけど、数珠順列ってどうやって解くんだっけ？ということがあるはずです。

「忘れる」ということ

　忘れることは全く悪いことではありません。昔に習ったことをしっかり覚えている人の方が少ないくらいです。悪いのは「忘れたまま」にすることです。一度身に着けた知識というものは、たとえ忘れてしまったとしても少し見るだけで大体は復元できるものです。

　受験生の多くは受講も終わり、過去問演習に励んでいることでしょう。その中で「あれ？これどうやって解くんだっけ？」という問題が出で来るかもしれません。その時に解説を見ただけでは忘れたままにしているのと同じです。解説を見ずとも自力で完璧に解けたとき、やっと思い出し理解できたとなるのです。またそれはきっと自信になるはずです。あと少し、頑張って行きましょう！