共通テストはどう変わった?(数学)
担任助手の久保です。
今日は、先月に実施された共通テストについて話したいと思います。
数学ⅠA・ⅡBともに難化
知っている方も多いと思いますが、今年の共通テストでは数学が難化傾向にありました。
数学ⅠAが 37.96点
数学ⅡBが 43.06点
と1/21に発表されました。
これまで、片方が悪いことは時々見受けられましたが、
両方悪いことは初めてです。
次に、どのような問題が多くなったのかを一部解説します。
問題の傾向は?
数学ⅠAの整数問題を例に出します。
上の画像の左側は、誘導に沿って問題を解き進める部分です。
この部分は、これまでの共通テスト、センター試験に出てきてもおかしくない部類の問題です。
右側の部分が今回非常に苦戦を強いられた部分です。
1.文章読解
右上の部分は、文章読解力が必要です。
これまでのやり方を理解した上で、長めの文章の意味をきちんと理解する必要があります。(ここで6点)
2.再現
右下の部分は、再現力が必要です。
これまでやったやり方を別の問題で再現する形になっています。
しかも、非常に誘導が少ないです。(ここで、5点)
左で解き方について理解ができなかった場合、右側の点数は取れません。
問題を本質的に理解するような力が必要になっていたように思えます。
大問1、2でも同じような部分が見られました。
今後もこのような形の問題が増えていくかもしれません。
どういった勉強をすべきか
理解力=頭の良さと勘違いしている人も多いと思いますが、
単純に頭の中で知識が整理できているかが問題です。
頭の中を整理するには、
「分からないところまで戻ること」
「分からないところを繰り返し取り組むこと」
が大切です。
会員の皆さんは、受講の再受講も受けることができます。
東進の模試、学校の模試、間違えた問題全てにおいて、理解できていないところまで戻って、復習に取り組みましょう。
次の共通テストまで、残り約340日です。
気を引き締めて取り組みましょう!!